お風呂屋さんの日常。

本当の故郷は自分に似ている人に一番多く出会う場所だ。

「社会からの疎外に如何に向き合うか」、『人間はどこまで家畜か』 熊代亨 著

人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書) 作者:熊代 亨 早川書房 Amazon 1.「自己家畜化」とは? 本書は、人間という種族のこれまでとこれからを「自己家畜化」というキーワードをもとに考察している。 著者は、ブロガーであり精神科医でもあ…

グルメ探訪:東京・吉原で好きだった料理、極私的3選

東京・吉原ではトータル約1年くらい働いていたのですが、その頃、近所のお店でよくリピートしていた料理がいくつかありました。その中で特にお気に入りの料理が3つあったので、ここではそれらをご紹介してみたいと思います。みんな懐かしい思い出の品々。基…

大分・別府一泊二日で立ち寄ったところ

大分・別府にぶらりと一泊二日旅。その記録。 1、夜一際目立つランドマーク「別府タワー」 2、町中にある老舗の映画館「別府ブルーバード劇場」 3、朝に行列ができている「友永パン屋」 4、別府温泉のシンボル的存在「竹瓦温泉」 1、夜一際目立つランド…

大分・別府で食べた郷土料理5選

一泊二日で大分・別府に行ってきました。そのとき食べた郷土料理を備忘録的に。 1. 別府冷麺 2. とり天 3. だんご汁 4. やせうま 5. りゅうきゅう丼 1. 別府冷麺 別府冷麺 日本国内で冷麺といえば岩手・盛岡が有名ですが、大分・別府でも名物のひとつ。「別…

夜職の民におすすめ「中洲で深夜まで営業しているラーメン屋5選」

九州最大の歓楽街である福岡・中洲。ここにあるラーメン屋さんは、夜職の人びとが仕事おわりに寄っていけるくらいまで営業しているお店が多くて助かります。ここでは、中洲で仕事おわりや飲みの帰りに立ち寄りたいラーメン屋さんを5つピックアップ。 1.「麺…

埼玉・蕨の老舗「うなぎ今井」で名物「いかだ」を食べてきたよ!

埼玉を離れることになったので、気になっていた近所のうなぎ屋さんに行ってきました。創業約400年と言われてる老舗「うなぎ今井」さん。五街道のひとつ「中山道」を行く旅人のためのお茶屋さんとしてスタートしたのが起源なのだとか。 2021年に新装開店した…

2023/04/12 東京・日本橋、「アーティゾン美術館」と喫茶「ぺしゃわーる」。

東京・日本橋にある「アーティゾン美術館」でダムタイプの展示会《2022: remap》をしてたので行ってきた。第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館で発表された新作《2022》をこの美術館用に再配置している。 プロジェクトメンバーには、先日逝去さ…

「言語は現地を映し出す鏡である」、『語学の天才まで一億光年』(高野秀行 著)

語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル) 作者:高野秀行 集英社 Amazon 私たちの思考は、日常的に使用している「言語」にかなり規定されている。 よく出される例として、虹や雪を構成する色の数が「言語」の種類によって違っていることが挙げら…

埼玉・西川口で極私的おすすめのラーメン屋さん6選

埼玉・西川口は、移民たちの作る本場の麺料理が食べられるエリア。そしてもちろん、美味しい日本のラーメン屋さんも沢山あります。ここでは、西川口駅近の極私的おすすめなラーメン屋さんを6店舗ほどご紹介。気になるラーメンがあったら行ってみてください…

「この街が必要とされてきた理由」、『飛田で生きる』(杉坂圭介 著)

遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白 飛田で生きる (徳間文庫カレッジ) 作者:杉坂圭介 徳間書店 Amazon 「なぜ、この街が必要とされてきたのか。」(p.10) いつの頃からか、踏み越えてしまったら戻れなくなってしまうような境界線の向こう側の風景に惹…

埼玉・西川口にある町中華の名店「異味香(イーウイシャン)」

京浜東北線・西川口駅の西口から徒歩5分ほどのところにある老舗の中華料理店「異味香(イーウイシャン)」。丁寧な仕事の手作り料理が楽しめる町中華の名店です。 ここに紹介しているのはほんの一部ですが、私が実際に食べてみた料理を紹介してみますね。 1…

ビリヤニとモモが美味しい!「Great Kolkata 西川口店」

西川口駅の西口にあるインド料理店「Great Kolkata 西川口店」。 こちらのお店、赤羽にもお店があるしチェーン店っぽいのですが、ここで食べた「ビリヤニ」と「モモ」がなかなかの美味だったので紹介してみたいと思います。 1. 実は手間のかかる料理「ビリヤ…

埼玉・西川口で極私的おすすめのカフェ&喫茶店4選

あまり土地勘のない町に来たら、まずゆっくりできるお気に入りのカフェや喫茶店を探したりしませんか。私はそうなんです。昔、何年かノマドワーカーをしていた経験があるので、その名残りのようなものかもしれません。 ここでは、そんな私が見つけた、埼玉・…

埼玉・西川口で食べられる本場タイ料理のお店「カウケン(KAWKEN)」

埼玉・西川口でタイ料理が食べたくなったとき、その候補はいくつかあるのですが、もしタイの大衆料理や屋台料理を楽しみたいのなら「カウケン(KAWKEN)」さん一択です。タイの人がワンオペで営業しているカウンター席のみの小さなお店なのですが、まさに本…

埼玉・西川口のザリガニ料理屋さん「ボボクレイフィッシュ」

最近、西川口駅の西口サイドにできた「ボボクレイフィッシュ」。なんかおしゃれな感じの店構えなので、気になっている人も多いのではないでしょうか。こちらのお店、看板メニューは「ザリガニ料理」です。 日本だとザリガニは、ペットとしてとか近所の小川や…

埼玉・西川口でおすすめのベトナム料理5選

埼玉・西川口といえば、近年ではリトルチャイナのような状況になっていますが、実はベトナム系の人びとがたくさん集まっている街でもあります。そのため、日本でも人気の高いベトナム料理の本格的なものが食べられる街にもなっているのです。 ここでは、その…

埼玉・西川口の「二大麺料理」を勝手に選定してみた

埼玉県の西川口駅周辺は現在、ちょっとした中華街になっています。また、中華系だけでなく、ベトナム系の飲食店も多いのも特徴。つまり、ガチ系の本場料理と容易に出会えるのです。そして、中華とベトナム、それぞれに代表的な麺料理があり、私はそれらを「…

「理想の大人から遠く離れて」、『シティガール未満』(絶対に終電を逃さない女)

「東京には東京の残酷さがあって、けれど東京には東京の優しさも確かにあった。」(p.3) はじめて「東京」を訪れたのは、たしか18歳と19歳のあいだの頃だった。正確には幼児の頃に家族で来ていたらしいのだが、その時の記憶は全く残っていないので、それは…

福岡・博多で鯛茶漬けの名店「割烹 よし田」さんに行ってきたよ。

「鯛茶漬け」。そのルーツはもともと長崎県だと言われていますが、天然マダイの漁場に恵まれた福岡でも親しまれてる料理です。その福岡・博多の名店のひとつがこちらの「割烹 よし田」さん。 平日のランチタイムだったので「鯛茶天ぷらハーフセット」(1980…

「身近な街をまるで異国のように旅してみる」、『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(谷頭和希 著)

私たちの生活はチェーンストアに取り囲まれている。にも関わらず、私たちのチェーンストアへの一般的なイメージは以前とそれほど変わっていない。そのイメージの解像度を高めていき、ステレオタイプを解体し、新たなイメージへと再構築していくこと。それが…

大阪の新地巡りしてきたからレポするよ。とくに「信太山新地」は一度は行ってみたほうがいい

先日、大阪の新地巡りをしてきました。現在、大阪にはいわゆるソープランド(お風呂屋さん)というものがなく、その代わりに「新地」という場所があります。もともとは大阪にもソープがあったみたいなのですが、1990年に開催された大阪万博のタイミングで一…