埼玉県の西川口駅周辺は現在、ちょっとした中華街になっています。また、中華系だけでなく、ベトナム系の飲食店も多いのも特徴。つまり、ガチ系の本場料理と容易に出会えるのです。そして、中華とベトナム、それぞれに代表的な麺料理があり、私はそれらを「西川口二大麺料理」と呼んでいます(勝手に)。
ひとつは、ベトナムの代表的な料理である「フォー」。もうひとつは、スパイシーな中華料理の「蘭州ラーメン」です。
1. ベトナムの国民食「フォー」
日本でもベトナム料理といえばまず最初に名前が挙がるであろう「フォー」。実際、本場ベトナムでも北部から南部まで幅広く食べられています。さっぱりとしたスープに米で作られた平麺の組み合わせ。西川口のベトナム料理屋さんに行けば必ずといっていいほどある定番中の定番ですね。
西川口で食べられる「フォー」の特徴は、肉の分量が妙に多いところのように思われます。もともとベトナムではとても安価に食べられるお手軽料理なのですが、こちらで食べると大体900円くらいとちょっとお高め。肉の分量はその料金が反映しているのかもしれません。日々、タンパク質の摂取量に気を配っている人にもおすすめです。
2. スパイシーな牛肉麺「蘭州ラーメン」
北京の炸醤麺、山西の刀削麺、四川の担担麺と並ぶくらい定番の麺料理「蘭州ラーメン」。中国西北部に多いムスリム料理「清真料理」のひとつです。中国では牛肉がトッピングされた汁麺「牛肉麺」がいたるところで食べられるのですが、こちらはその蘭州エリアのバージョンといえばよいでしょうか。
こちらもさっぱりとしたスープで、麺は小麦で作られています。スープにスパイスを加えたオイルが浮かべられているのも特徴。自分好みの麺の種類(太さとか)が選べるのも特徴ですね。
なぜだか分かりませんが、西川口にはこの「蘭州ラーメン」が食べられるお店がたくさんあります。私が行ったことのあるところだけで5軒くらい。まさに「西川口二大麺」にふさわしい料理でしょう。
まずはおさえておきたい「西川口二大麺料理」
ここでは中華とベトナムの街となりつつある埼玉・西川口で、最もメジャーともいえる2種類をピックアップしました。この2つだけでなく、この街ではまだまだたくさんの種類の麺料理が食べられるので、ぜひお気に入りを探してみてください。もちろん、日本のラーメンも美味しいお店がたくさんありますけどね。それもまた、次の機会に。。